「サーキュラーエコノミー社会実装化検討プロジェクト」のご案内

環境時代の企業価値とビジネスチャンスづくり

「サーキュラーエコノミー社会実装化検討プロジェクト」

◆開催日:11月28日(月)より3回を予定しています。

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プロジェクトの目的

 サーキュラーエコノミー(Circular Economy)は、日本語では「循環型経済」と訳されています。環境省は、「従来の3R(Reduce、Reuse、Recycle)の取り組みに加え、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら付加価値を生み出す経済活動」と定義しています。

 3Rでは廃棄物の一部を再資源化する再利用のエコノミーですが、サーキュラーエコノミーは、「廃棄物」の概念を持たず、資源の調達や製造の設計の段階から資源の回収や再利用を前提としているエコノミーの概念になります。すなわち、地球にある限られた資源の再利用を促すことを目的とした考え方になります。

 一方では、地球温暖化を防ぐためのに温室効果ガスを削減する取り組みも世界的に活発になっています。これは、「省エネ促進と化石燃料由来の電力の削減及び非電力分野でのCO2排出抑制」を中心とする取り組みとなっています。

 リサイクルはサーキュラーエコノミー推進の重要な手段ですが、しかし、リサイクルのために多くの電力を消費した場合、脱炭素の動きに沿わなくなります。そのため、省エネを重視した場合は、マテリアルリサイクルよりサーマルリサイクルの方が優位性が高くなるという矛盾する状況が生まれています。あるいは、リユースを促進するには長寿命商品の開発が重要になりますが、しかし、これをファッション業界に採り入れた場合、没個性や経済の不活発化につながり、消費者と業界の双方にとってデメリットになります。すなわち、サーキュラーエコノミーは、持続可能な社会を創るためには必須な課題ですが、しかし、メリットとデメリットの双方を併せ持つという性質を持った課題となります。

 上記のような矛盾とも取れるような性質を持ったサーキュラーエコノミーに対して、企業は具体的にどのように取り組めば良いでしょうか。恐らく、事業の性質が異なれば、取り組み方も異なるものと思われます。

 本検討プロジェクトは、サーキュラーエコノミーの観点から事業を特性分類し(事業をユニット化し)、事業ユニット毎の取り組み方向を見いだすと共に、ひとつの事業ユニットを題材に、社会実装化に向けた具体的な取り組み仮説の立案を目指すものです。そして、そのような仮説から新たなビジネスチャンスのアイデアも発掘できるものと考えます。

 弊社にて検討会の準備を行い(たたき台を作り)、そのたたき台を基に参加者と検討していくという進め方をします。社会実装化のヒントとビジネスチャンスのヒントの双方が得られるプロジェクトになるものと考えます。  様々なビジネスレイヤーの企業のご参加をお待ちします。よろしく、ご検討のほどお願い致します。

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